YOKOのパラオニュース


2004.6.2


こんにちは!今パラオは閑散期!5月の半月の間にFNFには日本人は2人しか来ませ ん!!  私にはこのギャップがたまりません。では、2月以降のニュースを順を追って・・ ・。

(1)アントニオ猪木氏と遭遇
2月25日のお昼休憩にイノキ島に上陸したところ、島になんと猪木氏が1人で座っていました。 昨日到着して、今日はのんびりしに2〜3人で来たそうです。他の1名もレスラーのようでした が誰だかわかりません。私はちょうど去年猪木氏にサインをもらったカッパ(YOKOニュース1参照) を着ていたので嬉しかったです。いつもとても紳士的で「海はよかったですか?」などと穏やかな 笑顔で聞いてくれます。その日マンタを満喫したのでその話をしました。1年に3-4回パラオに来て おり、今回も「猪木と行くパラオ」のようなツアーの受け入れで3月10日まで滞在とのこと。 数日 後、行きつけの飲み屋にいるのでは?と狙ってお客さんと行くと、やっぱり来ました!酔って (自分が)きたころを見計らって接近、私のお客さんが「猪木さんの、いろんなことに取り組む前向 きな姿勢が大好きなんです。」と言うと、自分から立ち上がって、「それはどうもありがとう。」と 笑顔で握手をしてくれました。パラオで私が何度も話すので猪木さんは私の顔覚えてくれているように思います。
アントニオ猪木 氏
(3)SAMMY氏来島
水中カメラマンのSAMMY氏が3月24-4月14日という長期日程でFNFに滞在。 (ということはこの3週間も私は休みなし・・・?喜んで!!) 2年間ですでに4回目。うちの店に来ると、イベントやらいつもいろいろ刺激を受け発 見があり楽しい、と気に入ってくれています。 今回もリブリーザー(ニュース4&6参照)と最新デジカメハウジングを持って来島、器 材は100kg以上ありました。今回 の目的はレックウイークのゲスト&ウイークで全沈船を見るのと、その後自分のライフワークのために沈船を撮影することです。
SAMMY2
(5)86歳の元海兵、パラオで慰霊ダイビング
三重県から来た石川富松さん(86歳)は、大日本帝国特務艦「石廊」に機関兵として5 年間勤務。1944年3月30日のパラオ大空襲で石廊は海の底に沈みました。全長170mの 大きなタンカーには240名近くの日本人が乗っていましたが、その中で助かったのは 石川さんただ1名のようです。というもの、爆撃を受け気を失い、真っ暗な部屋の中 から手探りで脱出、漂流を経て3-4日後に発見された石川さんですが、その後自分以 外に石廊から戻った人に逢っていないそうです。十数年前、写真家の坪本公一さんの 紹介した沈船石廊の写真を見て坪本さんに連絡し、77歳の時パラオに来て、FNFで 坪本さんと体験ダイビングで4回沈船に潜られたとのこと。
今回はその大空襲から60年にあたる2004年3月30日に、戦友に慰霊をしたい、そして 86歳の自分がどうしてここまで無理をしてでも潜るのか日本の人々に考えて欲しい、 戦後の日本の、過去の戦争に対するあまりに無関心な態度に訴える気持ちでパラオま でやって来たと言っていました。
イシカワサン
イシカワサン2
(7)読売TV、パラオ新聞が取材
この慰霊の様子は4日間取材され、4月8日読売TVのニューススクランブル(関西版)で15分放映されました。 3月30日、石廊にはFNFのスタッフ総出で祭壇が設置さ れ、石川さんは自分が働いていた機関室の水深28mの甲板まで降りて、みんなの見守る中立派に黙祷をしました。 86歳の体験ダイバーが水深28mまで潜った記録は、世界 でもないかもしれません。 しかも石川さんは好き好んでこれをやっているのではなく、みなに戦没者の気持ちを判ってほしいという願いで、命を張って潜っているのです。 次の日、私が明るい水中に案内したいと言いましたが、「もう十分」と。 自分で 好きで潜っているわけではないと知りました。 またこの様子はパラオの新聞2誌(朝 日と日経みたいな)にも、翌日一面カラーで取り扱われました。 国民中が見たわけで す。
新聞
(9)その他参加者の感想
参加者はみな1人で来られた方ばかりですが、本当に有意義だったと心から言ってく れました。内容の濃い5日間、一生の思い出になったかと思います。 オーナーNavotの言葉で私がとても気に入っている挨拶を紹介します。

a. This event is about peace not war; we have young and old people from all over the world that came to pay respect to ALL the people who died in WWII.
  (A:これは平和に関するイベントで戦争に関するイベントではない。世界中の若 者からお年寄りまでのダイバーが、第2次世界大戦で亡くなられた全ての人々に敬意 を表して集うものである。)

b. This event is not about pointing fingers or blaming anyone, the fact is that every one lost in WWII because so many people died on all sides. But on the other hand everyone won because 60 years later we are here as friends with mutual hobby!!
  (B:このイベントは戦争で誰が悪かったと指摘するためのものではない。第2次 世界大戦においては全ての国の人が敗者である。何故ならたくさんの人が戦争で亡く なったからだ。しかし一方では全ての国の人々が勝者である。60年後に、こうして私 たちは同じ趣味を共有する友達としてここに集えたからだ。)

FNFでは随時いろいろなイベント週間があります。参加者は少人数でアットホー ム。来た方はたくさんの感銘を受けられると自負しています。今後ともみなさまぜひ 参加をご検討下さい。
併せて通常のファンダイブもみながパラオ病にかかってしまうくらい雄大な自然を満 喫できます。みなさんが帰ってきてくれるのが本当に嬉しいです。

(10)YOKOエッセイ スタート

このYOKOニュースでは、写真と併せて全てのダイバーが共有できるような話題を短め に紹介するように心がけています。 しかし!たくさん書きたいこともあり、これからは1-2つの私のエッセイを一緒に送りたいと思います。 ただの私の日常とか、独断と偏見に満ちた話とか・・・。 書きたいことを好きに書いていますので時間のある方は、下記をクリックして見てくださいね!

@エッセイ1「よく食べるということ」
@エッセイ2「よくある質問」
イノキ&YOKO
(2)2-3月のパラオ
毎日とても忙しく、リピーターさんをたくさん含む多くのダイバーをガイドしていま した。休みなんてありえません。
この期間はお客さんが多く、特に2月が1年で一番盛り上がります。日本が真冬で潜る 場所が少ないのと、2月がベストと知っている日本のダイブショップ(7-8人のグルー プ)が、祝日を絡めて1年前からツアーを組んでいたりします。特に2月10日前後、2 月7-15日くらいまでがピークでお正月のような大混雑ですが海はハズレなしです。こ の前後はとんでもなくは混んでいませんが、2月を挟んだ1-3月は同じくベストシーズ ンです。なので、1-3月のパラオ旅行は間違いなくお勧めです。そしてこの時期来た たくさんの方が、重いパラオ病(パラオに来たくてたまらなくなる)に・・・・。
SAMMY1
(4)第3回レックウイーク開催(3月28日ー4月1日)
パラオの沈船のみを15箇所潜るイベント。去年は日本人1人、その他外国人9人の参加 でしたが、今年は日本人12名が参加(ほか外国人4-5名)!!その中には沈船の1つ 「石廊」の元乗組員や、水中写真家、TV撮影隊、パラオ大統領なども含まれます。 潜るのは全て日本軍の沈船。 日本人がそれを知るのは大切なことだと思います。 期間中のプログラムは、ここをクリックしてご覧下さい。
レックウイーク
(6)石川富松さんと潜る
ライセンスはないので、私と体験ダイビングです。 会うまでは、86歳というと話も通 じないかも、と思っていましたが、石川さんは信じられないほど優しくほがらかで しっかりした、とても素敵な方でした。 穏やかで、しかも強く、9年前に潜った時の 反省点などを自分で思い出して、それをしないようにと丁寧に潜ります。 「前は足を ばたばたして息があがっちゃっただよ。」と言って、ロープ伝いに垂直に潜降する際 も、足を全く動かしません。ビギナーにとってこれは、よほどの意思がない限りできないことです。 また、レギをくわえるとレギが重くて引っ張られ入れ歯ごとすぽっと 取れそうになるので、帽子の紐のようにレギを頭に固定するゴムをつけてと言われ、 私がペンチを使って必死に作っていると、「ちょっと貸してごらん、こうすると丈夫 になるだよ。」と横で直してくれました。 戦後もずっと船の仕事をしていたそうです。 7年前に80歳で亡くなった、私の優しくてとても器用だった大好きなおじいちゃんと一緒にいるようでした。
新聞
(8)大統領もレックウイーク参加
パラオ大統領TOMMY氏は3月30日、石川さんと石廊に潜りたいとスケジュールを調整、 新聞にも公表していましたが、公務でどうしてもその時間に来れませんでした。 「石 川さんと潜れず残念だったが、それでも世界中の戦争犠牲者に敬意を表したい。」と 言い、仕事を変更して4月1日、イベント最終日にダイビングに参加しました。 ポイン トは「天塩丸」という日本の軍用貨物船。 私が、「亡くなった世界中の全ての方のた めに、水中に花束を持っていってもらえないか。」と頼むと、「もちろんだ。」と甲 板に花束を置き、何度も何度も、水中で手をあわせてくれました。 現在ダイブ本数30本くらい、いつもFNFで潜っています。
大統領(SAMMY氏撮影)
坪本氏・大統領・SAMMY氏

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